yokohama(C)Getty Images

松原健が後半AT劇的スーパーゴール!横浜FM、国立で5万人が見守る東京Vとの熱戦を制す

明治安田J1リーグは24日に開幕節が各地で行われ、国立競技場では東京ヴェルディvs横浜F・マリノスの一戦が行われた。

昨季の昇格プレーオフを制し16年ぶりにJ1の舞台へ帰ってきた東京Vと、激しい優勝争いの末に2位に終わり新たにキューウェル監督での新体制をスタートさせた横浜FM。1993年5月15日のJリーグオープニングマッチと同じカードが、国立競技場の地で開催された。

試合は序盤から激しい攻防が続くと、7分に先制したのは東京V。ゴール右手前で得たFKを山田楓喜が直接狙うと、美しい放物線を描いたシュートが突き刺さった。見事な直接FK弾で、ホームチームがリードを奪う。

以下に続く

いきなりビハインドを背負った横浜FMは、ボールを握りながらも東京Vの鋭い攻撃に手を焼く時間が続く。それでも26分、ロングカウンターからエウベルが持ち運び水沼宏太にパスが通ったが、DFのブロックに阻まれシュートまでは持ち込めなかった。一方の東京Vも30分に決定機を作ったが、DFがクリア。さらに38分、ボックス内へ持ち込んだ山田楓喜がシュートを放ったが、GKポープ・ウィリアムのファインセーブに阻まれた。最後まで両チームがチャンスを作る激しい展開となったが、前半は東京Vが1点をリードして折り返す。

劣勢の横浜FMは56分、水沼宏太と喜田拓也を下げ、ヤン・マテウスと宮市亮を投入。攻撃的なカードを切り、状況の打開を図る。62分には、テンポの良い崩しから最後は宮市亮がネットを揺らしたものの、ここはオフサイドでノーゴールに。その直後には松原健のクロスに再び宮市亮が飛び込んだものの、わずかに届かなかった。

ゴールに迫る横浜FMは73分、さらに天野純とナム・テヒを投入して勝負に出る。82分にも植中朝日を送り出すが、集中して守る東京Vのブロックは崩せず、ゴールは遠い。それでも諦めずに攻め続けた横浜FMは87分、ボックス内でハンドがあったとしてPKを獲得。これをアンデルソン・ロペスが冷静に沈め、ついに試合を振り出しに戻した。

勢いに乗る横浜FMは、後半アディショナルタイムに劇的な逆転弾を叩き込む。ボックス右に侵入した松原健が左足で狙うと、放物線を描いたシュートがネットに突き刺さった。これが決勝弾となり、国立競技場で53026人が見守った名門同士による大一番は2-1で横浜FMが制した。

広告