アーセナルは8月31日、ボローニャから日本代表DF冨安健洋を獲得したことを発表した。契約期間は長期と発表されており、背番号は「18」に決まっている。推定移籍金は1900万ユーロ(約25億円)。
今夏のトッテナム移籍が噂されていた冨安だが、プレミアリーグの移籍市場最終日となった8月31日にアーセナルが獲得に動いていることが判明。オファーから間もなく個人条件、クラブ間ともに合意に至った。同日にメディカルチェックもパスし、無事にプレミアリーグ初挑戦への準備を終えている。冨安は規制プロセスをクリア次第、プレー可能となる。
冨安の獲得について、ミケル・アルテタ監督は「タケヒロはセリエAや代表チームで経験が豊富な力強いDFだ。優れた守備力、技術力を持ち、ボール保持時の冷静さを備えた万能DF。我々のチームにおいて重要な存在となるだろう。代表チームから戻ってきた後、合流するのを楽しみにしているよ」と期待を込めた。
2018年1月にアビスパ福岡からシント=トロイデンVVに加入した冨安は、2019年夏にボローニャ入り。センターバックと右サイドバックを主戦場に、同クラブでの2シーズンで公式戦64試合に出場していた。
なお、かつて稲本潤一や宮市亮、浅野拓磨も所属し、トップリーグ13度の優勝を誇る名門のアーセナルだが、今季のプレミアリーグは開幕から3連敗中。ミケル・アルテタ監督の下、3試合で0得点9失点というクラブ史上最悪のスタートを切った中、22歳の冨安には初年度から主力としてチームを軌道に乗せるようなパフォーマンスが期待される。