トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督は、FWティモ・ヴェルナーのパフォーマンスに怒りを覗かせている。
12日に行われたヨーロッパリーグ(EL)リーグフェーズ第6節で、レンジャーズと対戦したトッテナム。敵地での一戦は後半開始早々に失点すると、その後も苦しい展開が続くことに。75分にデヤン・クルゼフスキが同点弾を奪ったものの、そのまま1-1で試合を終えた。
これで直近の公式戦8試合で1勝3分け4敗となり、苦しい戦いが続くトッテナム。ポステコグルー監督やチームへのプレッシャーはさらに強まっている。そしてこの試合では、ヴェルナーが3試合ぶりに先発のチャンスを掴んだものの、良いところなく前半のみで交代となっていた。そして指揮官は会見で、ドイツ人FWへの怒りを覗かせている。
「彼は本来のレベルでプレーしていなかった。18歳の選手もいる中で、受け入れることはできない。ティモ本人にも伝えている。彼はドイツ代表の選手だ。今の状況では、選択肢もそれほどあるわけではない。少なくとも、全員がベストを尽くすように努めてほしんだ。前半の彼のパフォーマンスは受け入れられなかった」
そのうえで、ヴェルナーの不振について問われると「それほど心配することではない。彼を含めて全員が貢献する必要がある。パフォーマンスが悪い選手を外すほど、選手層は厚くない。彼らには役割を果たしてもらわなければならない。特にベテラン選手にはね。若手に大きな仕事を頼む時ほど、ベテラン選手のパフォーマンスに期待する。だが、今日はそうならなかった」と付け加えた。
なお『The Athletic』のジャック・ピット=ブルック記者は、「ポステコグルーはこれまで、パフォーマンスが悪かった時でも公の場では選手を擁護してきた。ヴェルナーに対する今回の批判は、彼がトッテナムの選手に対して最も厳しいものであっただろう」と分析している。