トッテナムDFクリスティアン・ロメロは、クラブの補強方針について言及している。
昨季から指揮を執るポステコグルー監督の下で2シーズン目を迎えたトッテナム。しかし、直近の公式戦7試合でわずか1勝(2分け4敗)にとどまると、プレミアリーグでも勝ち点20のまま11位に転落した。こうした状況から、ポステコグルー監督やチームへのプレッシャーは高まっている。
そんな中、2021年から在籍し、今季も公式戦14試合に出場するなど主力として支えるロメロは『Telemundo Deportes』のインタビューに答えた。そこでクラブの選手層について問われると、以下のように語っている。『talkSPORT』が伝えた。
「本当ならノーコメントでいきたいけど……マンチェスター・シティは毎年競争しているよね。リヴァプールもチームを強化し、チェルシーもそう。チェルシーは最初はうまくいかなかったかもしれないけど、再び強化し、今や結果を出している。彼らを真似すべきだと思う。何かが間違っていると気づかないと。彼らも気づいていくれることを願っているよ」
「ここ数年、いつも同じだ。まず選手が、次にコーチが入れ替わる。いつも同じ人が責任を負うんだ。本当の責任者が誰なのか、彼らが気づいて前進してくれることを願うよ。このクラブは素晴らしいクラブであり、構造が整えば、毎年タイトルを争えると思っているからね」
トッテナムの関係者でダニエル・レヴィ会長と補強方針について言及したのは、ロメロだけではない。2021年~2023年まで指揮を執ったアントニオ・コンテ監督(現ナポリ)は以前、「20年間このオーナーでやってきて、何も勝ち取れていない。責任は指揮したすべての監督のせいなのか? 彼らは邪魔され、あらゆる瞬間で他のことが優先されて守られてきた」と激怒したことが話題となっていた。
なお、過去5年間で5人の監督を解任してきたトッテナムだが、ポステコグルー監督の下では積極補強を敢行。2023年夏以来、3億4800万ポンド(約671億円)を選手補強に投じていると伝えられている。