リヴァプールに所属するオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクは、今後のキャリアについて言及している。
リヴァプールで公式戦270試合以上に出場してチャンピオンズリーグやプレミアリーグ優勝に貢献、オランダ代表としても75キャップを数えワールドカップや2度のEURO出場を誇るファン・ダイク。しかし、リヴァプールとの現行契約は今季限りとなっており、また33歳という年齢から今後の代表キャリアについても注目が集まっていた。
そんな中、ファン・ダイクは『ミラー』のインタビューで「僕はどっちのチームでもまだまだフィルジル・ファン・ダイク、ビッグリーダーだよ! そして、今後2年間は間違いなくその立場を維持したいと思っている」とし、EURO2024後の発言について弁明している。
「僕も人間だし、感情もある。色々なことを考え始めるよ。特に最後の最後で敗退となった試合(EURO2024準決勝のイングランド代表戦)の後はね。試合の後、僕は失望感に溢れていた。だからこの件で僕がどういう立場にいるのか、はっきり伝わらなかったことも理解している。たぶん、あの試合が僕の最後の代表戦だと思われたね。確かに、あの夜は疑問をいだいていたよ」
「翌日から休暇を取り、子どもたちと過ごせたのは良かった。僕の人生で一番大切なことなんだ。それを共有することができて、すぐに落ち着いたよ」
リヴァプールとオランダ代表、両チームでキャプテンを務めるファン・ダイクは、その責任についても語っている。
「昨季はEUROも含めて非常に長く緊張したシーズンだった。チームとチームメイトに集中してきたし、いつでも話ができるようにずっと忙しくしていたんだ。僕は何年もその責任を負ってきた。キャプテンとして、まずはチーム、そして自分自身だ。でも、自分のパフォーマンスを犠牲にしてはいけない。僕の意見では、うまく管理できてきたと思っている。EUROの時はあらゆることに関して大きな責任を感じるし、それが難しい瞬間をもたらすときだってある」
「それが自分のパフォーマンスを犠牲にしたかって? 僕は簡単に言い訳を探すような人間じゃない。現実的な人間だ。フットボールの観点から見れば、個人的にもっと良くやれたかもしれない。うまくいかなかったわけじゃないけど、高い期待値に応えられなかった。監督と話し始めた時から納得していたよ」
「でも自分の能力を見つめ直し、自信を取り戻し、まだ自分が重要な存在であるかを自問自答する。僕はピッチ内外で重要な存在だ。自分では言いたくないけど、そうなんだ。クラブと代表チームでの責任は依然として大きいと思うよ」