有力メディア『The Athletic』は、リヴァプールのカギを握る存在として遠藤航とアレクシス・マクアリスターの関係に注目している。
今季限りでユルゲン・クロップ監督の退任が決まっている中、2度目のプレミアリーグ制覇を目指すリヴァプール。第30節のブライトン戦では開始早々に先制を許しながらも、2-1と逆転勝利を達成した。同日に行われたマンチェスター・シティ対アーセナルがスコアレスドローに終わったため、勝ち点67で首位に浮上している。
この試合に先発していたマクアリスターは、パス成功率92%(58/63)や5回のチャンスクリエイトに加え、6度のボール奪取に成功するなど大活躍。試合後、クロップ監督も「マッカは信じられないほど良かったね」と絶賛していた。そして『The Athletic』は、マクアリスターの活躍の裏に遠藤の存在があることを指摘している。
「マクアリスターを解放してより高いポジションに置くことで、リヴァプールは新たな次元に突入した」
「リヴァプールは昨夏、ファビーニョに代わる6番のスペシャリストを探していたが、モイセス・カイセドらを逃したことが問題に。遠藤も活躍するまでは、プレミアリーグのスピードやフィジカルに適応するための時間を必要としたため、マクアリスターがその役割を担っていた」
「その後マクアリスターの負傷や遠藤のアジアカップの影響もあったが、2月初旬のバーンリー戦、遠藤がファーストチョイスの6番として先発すると、マクアリスターは試合により影響を与える資格が与えられている。ここにドミニク・ソボスライの運動能力が加わると、リヴァプールに完璧なバランスをもたらす中盤トリオが完成する」
なお、クロップ監督も「ワタルとマッカは適切なスペースにおり、ドムも驚くべきプレーを見せたね」と中盤3選手を絶賛している。