現地時間22日、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)は各地でグループステージ第3節が行われ、グループJではヴィッセル神戸がホームにチェンライ・ユナイテッド(タイ)と対戦した。
イニエスタを負傷で書く神戸だが、立ち上がりから攻勢に出ると6分、汰木康也のシュートのこぼれ球をゴール前で拾った大迫勇也が押し込み、幸先よく先制する。さらに25分には大迫のパスに抜け出した汰木のシュートは右のポストを叩いたものの、こぼれ球を自ら押し込み追加点を挙げた。32分にはエリア内右に侵入した郷家友太が2試合連続となるゴールを挙げると、38分には井上潮音のパスに抜け出した汰木が落ち着いてこの日2点目を決め、前半だけで4-0と大きくリードした。
後半に入っても攻撃の手を緩めない神戸は、56分に途中出場リンコンのゴールで5点目を挙げると、74分には右サイドからの折り返しを大崎が沈めて6点目。終わってみれば6-0の快勝で、ACL連勝スタートを切った。
強豪ぞろいのグループHで1勝1敗の横浜F・マリノスは、シドニーFCと敵地で対戦。GK高丘陽平と1対1の場面を作られるなど立ち上がりからピンチも迎えていた横浜FMだが、失点は許さず。前半は互いに無得点で折り返した。
後半に入っても一進一退の攻防が続く中、横浜FMにとってはゴールが遠い展開に。するとこのままスコアレスドローも考えられた80分、左CKをニアサイドで合わせるもブロックされ、こぼれ球を拾った角田涼太朗が難しい体勢からダイレクトで押し込み、横浜FMが長かった均衡を破った。
終盤はシドニーFCも猛攻を仕掛けてきたが、横浜FMも集中した守備でこれを耐え抜き、敵地で貴重な勝ち点3を手にした。
【グループJ】
神戸 6-0 チェンライ
■得点者
神戸:大迫(6分)、汰木(25分、38分)、郷家(38分)、リンコン(56分)、大﨑(74分)
【グループH】
シドニー 0-1 横浜FM
■得点者
横浜FM:角田(80分)崎