日本代表GK鈴木彩艶について、『ESPN』の記者がその将来性に注目している。
浦和レッズ在籍時から名門マンチェスター・ユナイテッドのオファーが届くなど、若くして大きな注目を集めた鈴木。今季からはセリエAのパルマでプレーし、正守護神として11試合に出場している。そんな22歳GKは、2022年7月にA代表デビューを果たすと、これまで日本代表として16キャップを記録した。2023年のアジアカップでは批判にさらされることもあったが、2026年ワールドカップ・アジア最終予選では全試合でゴールマウスを守り、わずか2失点と見事なパフォーマンスを披露している。
そのような中で『ESPN』のジョーイ・リンチ記者は、鈴木の将来性に大きく注目しているようだ。リンチ記者は「次のソン・フンミンは? AFCの選手で世界的にブレイクする可能性のある選手」とのテーマで日本代表GKを挙げ、以下のように称えた。
「現時点でソンの再来とするのは、名誉というより過度な期待を与えるだけ。史上最高のアジア人選手と比較することになるからだ。だが、ヨーロッパ中で注目を集めるポテンシャルを持つ選手を探すのであれば、日本代表の守護神、鈴木彩艶は悪い候補じゃないはずだ」
「22歳のGKとソンは明らかに異なる選手だ。だが、成長に伴う痛みと不愉快なネット上の非難を乗り越え、鈴木は日本代表のNo.1ポジションを確立した。今夏にシント=トロイデンからパルマへ移籍し、セリエAでもレギュラーに定着。彼の年齢を考えると、世界最高の代表チームの1つで、スポットライトを浴びる時間は十分にある。日本代表はワールドカップにおいて、ヨーロッパと南米という二大勢力を打ち破る筆頭候補だ」
今季はパルマで退場処分を経験したものの、出場停止以外ではセリエA全試合に先発し、評価を高める鈴木。今後の活躍に注目が集まっている。