世紀の変わり目、バイエルン・ミュンヘンはブンデスリーガ優勝17回、DFBポカール制覇10回を含む、42個ものトロフィーを獲得してきた。ドイツで圧倒的かつ驚異的な基準を打ち立ててきたのである。チャンピオンズリーグも3度制覇し、サッカー界最大のクラブのひとつという地位に上りつめた。
20世紀のバイエルンには、フランツ・ベッケンバウアー、ゲルト・ミュラー、カール=ハインツ・ルンメニゲ、パウル・ブライトナー、ローター・マテウスといったワールドクラスの選手が揃っていた。いずれも、その後も続く王朝を打ち立てるのに不可欠な役割を果たしてきた選手たちである。彼らが設定したバーはとてつもなく高かったが、ここ25年間にも新たなヒーローが現れ、バイエルンがその目もくらむような高さを維持し続けることに貢献してきた。
そうした選手たちは、クラブの「ミア・ザン・ミア」(俺たちは俺たちだ)というモットーを全身全霊で体現してきた。才能があれば扉をくぐることはできるが、鉄のような強い意志と飽くなき飢えをもった選手たちだけがアリアンツ・アレーナに永く続く痕跡を残してきたのだった。
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そこでGOALは、そうした定義に当てはまる21世紀これまでのバイエルンの選手25名をランキングする。そこにはバイエルンで今まさにレガシーとなろうとしている選手も含まれている。