フォルトゥナ・デュッセルドルフの内野貴史が、勝利に終わったハンブルガーSV(HSV)戦を振り返った。
デュッセルドルフは8日、ブンデスリーガ2部第25節でHSVとの上位対決に挑んだ。試合はHSVに押し込まれながらも先制点を奪ったデュッセルドルフが、そこから相手の猛攻を受けつつも粘り強い守備で対応。後半に相手が一人少なかったことをうまく利用して追加点を奪うと、そのままゲームを締め、上位を相手に貴重な勝ち点3を手にすることとなった。
87分からの出場となった内野は、「とりあえずこのままのスコアで終わることを最低条件として試合に入った」中、求められたゲームを締めくくる役割をしっかりこなし、冷静な守備対応を見せてクリーンシートに貢献した。
短い時間の出場ではあったが、「少しチームメイトにも言いましたけど、いつも失点したくないからラインを下げて固めようという意識になって失点しているなと外から見ていて思っていたので、できるだけ隣のセンターバックに相手がボールを下げたらライン上げろみたいな感じで話していた」。ここ最近失点が続いていた中で、自身が外から考えていたことを周りに波及。それもあってか、最後までソリッドな戦いを継続できたようだ。加えて、チームとしても上位を相手に勝利したことで「今日勝ったことで、本格的に昇格を目指していいかなという風に思う」と語り、大きな勝ち点3になったと喜んだ。
7日には23歳の誕生日を迎えた。今年はパリ五輪もあり内野にとっては「自分のキャリアの中で勝負の1年だと思っている」と一言。さらに今後に向けた思いを口にしている。
「チームでも代表でもいつどんなチャンスが転がってくるかわからない。そういうときに絶対に自分の持ってる力を発揮できるように、今はしっかりと準備していくしかないと思っています」