ホルシュタイン・キール(2.ブンデスリーガ)の町野修斗が、勝利に終わったフォルトゥナ・デュッセルドルフ戦を振り返った。
キールは10日、2.ブンデスリーガ第16節でデュッセルドルフと対戦。上位対決となった試合で町野は4試合ぶりにスタメン出場を果たした。試合は序盤からキールが攻勢をかけ、19分に分厚い攻撃の末にルイス・ホルトビーのゴールで先制。その後も素早い攻撃からチャンスを創出していった。後半はデュッセルドルフの反撃を受ける時間が増えたが、チーム全体で堅守を披露。町野は81分にお役御免となったが、チームはそのまま逃げ切り1-0で勝利を手にした。
試合後、先発出場を果たした町野は「もう少しで中断というところもありますし、いまいい順位にいて上位対決だったので勝ててよかった」と語り、チームの勝利を喜んだ。一方、久々の先発でポストプレーやシュートなどでチャンスを創出したことについては「最低限、収めるところだったりはいつも以上にできた感覚がある」と手応えを話しつつ、「ただ、得点チャンスがあったので決めたかった」と悔しさも明かしている。
今季、序盤戦こそスタメンの機会を増やしていたが、最近はなかなか出場時間も限られている状況だ。そういう状況に町野も「なんて言葉にしたらいいかわからないですけど、難しさはかなりある。常に修行のような時間が続いています」と素直な思いを吐露。その上で、「だけど、本当に人としても、プレイヤーとしてもいい選手がかなり多いので、そういう面で助かっています」と難しいながらも一歩一歩前に進んでいるようだ。
今回はエースストライカーの負傷の影響で先発出場が回ってきただけに、「(今回のスタメンは)他力なので、ここから中断期間に入る前にインパクトを残しておきたい」と語った町野。ここまで2点ともう一歩ゴールが生まれていない中、「本当にチームの助けになっていないので、得点でチームを助けたい」と次の試合に視線を向けていた。