FC町田ゼルビアの黒田剛監督がアルビレックス新潟戦を振り返った。
勝ち点35で首位に位置する町田は、1日の明治安田J1リーグ第17節でホームに新潟を迎えた。4連勝を狙った町田は24分に先制を許した中、27分には藤尾翔太のゴールで同点に。しかし、ここから勢いづくことができず、45分に勝ち越しを許すと、52分にはセットプレーからOGを喫し、1-3で敗れた。
試合後、黒田監督は「立ち上がりから町田のサッカーがなかなか出せなかった。それぞれの気持ちの準備が足りない部分、いろんな局面で甘さ、緩さが出た試合。誰が見ても町田のサッカーではなかった」と厳しい言葉。正面突破を許した先制点や後半早々の失点など守備面に言及した。
「ディフェンスラインの連係も一つ。あの失点をしていては話にならない。後半はネジを巻いていきたいのに、OGで失点するのもそう。全体的に圧力の部分で新潟が上だった。インテンシティを含めて相手を上回らないと我々にボールがこぼれることはない。出足を含めて、後手を踏んだ印象でした」
また、町田にとっては今季初の3失点となったが、黒田監督は原因について、「重かったのが一つ。警戒心や背後へのチャレンジ&カバーなど、まだまだ初歩的な部分が明確になっていないところもありました。長いリーグ戦の中でこのような対応が出ることもあるので、基本に忠実にもう一度見つめ直さなければいけません」と振り返り、続けて「出場したくて、くすぶっている選手もたくさんいます。こういうタイミングは、選手を多く変えていくチャンスでもある。いろんな選手にチャンスを与えながら、町田のサッカーを取り戻していきたい」と、代表招集で離脱する選手も出てくる中、よりチーム内競争を活性化させていくことを見据えた。
町田はこの後、15日に行われる次節で横浜F・マリノスとのアウェー戦を迎える。