日本代表は現地時間10日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第2節でバーレーン代表と敵地で対戦し、5-0で大勝した。
5日に行われた中国代表との第1節を7-0で大勝した日本。森保一監督はその中国戦から久保建英に代えて鎌田大地を起用する先発1点を変更して試合に臨んだ。
序盤から自陣に引くバーレーンに対してボールを保持できる展開となった日本は、攻撃時にブーイングを浴びる厳しい環境の中で8分に決定機を演出。左サイドから三笘薫がクロスを上げると、ファーサイドへ走り込んだ堂安律がダイレクトで合わせる。だが、膝に当てて放ったこのシュートは左ポストに弾かれて先制とはならない。
ハーフタイムにかけても主導権を握った日本は34分、遠藤航の縦パスでボックス右に抜けた鎌田がクロス。これが相手DFの手に当たってPKを獲得する。このPKでキッカーを務めた上田綺世は、レーザーポインターを顔に当てられる妨害を受けるも冷静にゴール左に決めて先制点をもたらした。
ハーフタイム明け、森保監督は堂安に代えて伊東純也をそのまま右サイドに投入。その日本は立ち上がりの47分、ボックス右の伊東が折り返したボールから正面の上田がゴール左にシュートを決めて、大きな追加点を手にする。
日本は続く57分にも守田英正のフィードからボックス右に抜けた伊東がGKの好セーブを強いる枠内シュートを放つなど攻勢に出続ける。すると61分にはゴール正面で縦パスを収めた上田の落としからボックス左に侵入した守田がネットを揺らし、日本が3-0とする。
攻撃の手を緩めない日本はさらに64分、ボックス左の三笘の折り返しに正面へ飛び込んだ守田がこの日2ゴール目を奪取し、リードを4点とする。
その後、上田と南野、三笘らを下げて久保建英や小川航基、中村敬斗らを投入した日本。81分には、ボックス左で仕掛けた中村が放ったシュートをGKが弾いたところに、小川が押し込んで5点目をマークする。
そして、最後までバーレーンを寄せ付けなかった日本は、そのままシャットアウト勝利。完全アウェイを難なく攻略し、ブラジルW杯時の2012年以来となる最終予選2連勝スタートを決めた。