サッカー王国ブラジルが2026年北中米ワールドカップ(W杯)南米予選で危機に瀕している。
ブラジル代表は現地時間10日に行われた南米予選第8節でパラグアイ代表と敵地で対戦し、0-1で敗戦。ここまでの8試合で4敗目を喫し、現在勝ち点10にとどまるチームは5位に転落した。南米予選では全10チーム中6位まで本大会出場権を得ることができるが、8位のボリビア代表も勝ち点9のため大混戦。ブラジルは予断を許さない状況だ。
地元大手メディアの『グローボ』は「低調なブラジルがパラグアイに敗れ、予選でトラブルに見舞われている。創造性に欠けるチームはパラグアイに太刀打ちできず、南米予選でまたしても敗戦し、5位に転落した」などとレポートした。
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また同メディアは、W杯南米予選における現在のブラジル代表が「史上最悪」であると伝えた。ブラジルは2010年南アフリカ大会の南米予選で8試合を終えた段階で13ポイント、折り返しの9試合を終えた段階で16ポイントだった。これがこれまでの南米予選における最低の成績だったが、今大会での勝ち点10はそれを下回る「史上最悪」の成績だとのことだ。
今年1月にドリバル・ジュニオール監督が就任したものの低調な戦いが続くブラジル。10月の南米予選では現在9位のチリ代表、同最下位のペルー代表とそれぞれ対戦する。