明治安田J1リーグ第30節のヴィッセル神戸vsセレッソ大阪が13日にノエビアスタジアム神戸で開催された。
29試合を終えて勝ち点52で3位につける神戸と、同38で8位に位置するC大阪による一戦。試合は早々の2分に神戸がセットプレーから先制する。左CKに正面で合わせた山川哲史のヘディングシュートはGKに弾かれるも、こぼれ球をマテウス・トゥーレルがプッシュ。センターバック2選手のプレーにより神戸が幸先よく先手を取る。
これで勢いに乗った神戸は続く11分に追加点を挙げる。ボックス内で3人に囲まれながらもボールキープした大迫勇也からのマイナスボールの落としを、ペナルティアーク手前の広瀬陸斗がダイレクトシュート。鋭いミドルシュートをゴール左に突き刺し、広瀬の今季リーグ2得点目で神戸がリードを広げた。
ハーフタイムにかけては一進一退の攻防となるも、スコアは動かず神戸が2点リードしたまま後半へ。その後半、C大阪は立ち上がりに1点を返す。51分、ルーカス・フェルナンデスの左CKに正面で合わせたレオ・セアラがヘディングシュートを叩き込み、1点差とする。
終盤にかけては、リスクを冒して同点弾を狙うC大阪に対し、神戸も75分に武藤嘉紀がGKキム・ジンヒョンの好セーブを強いる枠内シュートを放つなど応戦する。
結局、試合は神戸がそのまま逃げ切りに成功。リーグ3連勝とし、暫定ながらも首位のサンフレッチェ広島と勝ち点55で並んだ。