横浜F・マリノスは13日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝セカンドレグで中国の山東泰山を横浜国際総合競技場に迎え、1-0で勝利した。この結果、2戦合計スコア3-1でACLベスト4入りを決めた。
6日に敵地で行われたファーストレグを2-1で先勝した横浜FMが、アドバンテージをもって準決勝進出をかけたホームでのセカンドレグを迎えた。
序盤はホームの横浜FMが積極的に前へ出る。8分にはボックス右のヤン・マテウスが入れたクロスにファーサイドの植中朝日がヘッド。フリーで合わせたが、このシュートはGKの正面をつく。
ハーフタイムにかけては山東の反撃に遭った横浜FMだが、GKポープ・ウィリアムが安定したゴールキーピングを見せて得点を許さず。43分には負傷のマテウスがプレー続行不可能となって宮市亮との交代でピッチを後にした横浜FMは、0-0のまま試合を折り返す。
迎えた後半、横浜FMは47分に永戸勝也が2枚目のイエローカードを受けて退場となり、窮地に。それでも、52分にボックス右を力強いドリブルで侵攻したアンデルソン・ロペスが枠内シュート。しかし、これは相手GKの好セーブに阻まれる。さらに54分にもハーフウェーラインから独力で仕掛けたアンデルソン・ロペスがGKのファインセーブを強いるゴール右への際どいシュートを放つなど、先制点を狙いにいく。
逆に57分にはカザイシュビリに強烈なミドルシュートを浴びた横浜FMだが、ここはGKポープ・ウィリアムが好反応でセーブ。すると75分、ボックス右から山根陸が入れたクロスにファーサイドのアンデルソン・ロペスが左足で合わせる。このダイレクトボレー弾がネットを揺らし、一人少ない横浜FMが先制するとともに、2戦合計スコア3-1とした。
終盤に決定機阻止のガオ・ジュンイーが退場となって10人同士の対戦となった中、その後の山東の反撃を凌いだ横浜FMはそのまま1-0で逃げ切りに成功し、準決勝進出。クラブ史上初となるACLベスト4入りを決めた。なお、横浜FMは4月に行われる準決勝で韓国の蔚山現代と対戦する。