マンチェスター・シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督が、解説者ロイ・キーン氏に反論した。イギリス『スカイスポーツ』が報じている。
現地時間3月31日に行われたプレミアリーグ第30節で、アーセナルとの上位対決に臨んだマンチェスター・C。ボールを保持し続けるも、最後までゴールを奪えず。0-0で互いに勝ち点1を分け合う結果となった。
すると試合後、マンチェスター・ユナイテッドのOBでもあり“辛口”で知られるキーン氏が、マンチェスター・CのFWアーリング・ハーランドを酷評。「まるでリーグ2(イングランド4部相当)の選手のようだ」と厳しく批判していた。
これを受けて、グアルディオラ監督が「彼の意見には賛同できない」と猛反発。元選手からの発言に驚きを示しながら、ハーランドを擁護している。
「彼の意見には賛同できないね。絶対に違う。彼は2部リーグか3部リーグの監督なのか? 」
「アーリング(・ハーランド)は世界最高のストライカーで、昨シーズンのタイトル獲得に貢献してくれた。(アーセナル戦で)多くのチャンスが作ることができなかった理由は、彼が原因ではなく、ファイナルサードでより多くの人数をかけ、もっと存在感を発揮する必要があったからだ。アーリングは別格だよ」
マンチェスター・Cは昨季、プレミアリーグとFAカップ、チャンピオンズリーグ(CL)の3冠を達成しており、ハーランドはその中で公式戦53試合52得点を記録。グアルディオラ監督は、選手経験者であれば個々人のパフォーマンスには様々な要素が影響することを理解すべきだと主張している。
「元選手からこのような発言が出るとは驚いた。ピッチに立ったことがないジャーナリストが言うのなら理解できるが、元選手にはいつも驚かされる。審判が引退するときに審判を批判するのと同じことだ」
「彼だってミスをすることがある。パスが少ない時だってあるし、もしかしたら、監督の指示によるものかもしれない。相手が本当に優れていることだってある。サッカーにおいて理由は一つじゃない。たくさんあるんだ。フットボールはチームスポーツであり、ゴルフやテニスのような個人競技ではないからね」