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橋本拳人、ウエスカ同僚は久保建英を「神様のように扱っている」。今季10番着用の秘話も明かす

スペイン2部のウエスカは11日、MF橋本拳人のオンラインイベントを開催。リーグの特徴や久保建英、自身の背番号などについて語った。

橋本はFC東京やロアッソ熊本でプレーし、2020年にロシア1部リーグのロストフに加入。同国によるウクライナ侵攻の影響で、2022年3月に半年間ヴィッセル神戸でプレーした後、同年8月にスペイン2部のウエスカに完全移籍。今シーズンはここまで公式戦27試合に出場し、2ゴールを記録している。

今シーズンでスペイン2年目を迎えた橋本は、同国2部リーグの特徴について「すごく熱狂的なサポーターがいて、エキサイティングなリーグ」と表現する。

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「総合的なレベルはJ1と似ているかなと思います。戦術的にオーガナイズされたチームがあり、来る前に思っていたよりもレベルが高かったなと思います」

「対戦相手にもよりますが、プレスをかけてくるチームはすごい勢いでかけてきます。スペイン人が言うには、1部の方がもう少しゆったりとボールを持てるようで、2部の方が攻防が激しいようです。僕は1部でプレーしたことがないですが、観ている限り、2部の方が球際の強さや激しさがあり、カウンターが多いのかなと思います」

そう語る橋本がまだ経験したことない舞台、ラ・リーガではFC東京でチームメイトだったレアル・ソシエダのMF久保建英がいる。スペインのトップリーグで躍動する久保。ウエスカのチームメイトたちは同選手を「神様のように扱っている」という。

橋本自身も「日本にいる時からすごい選手だなと思っていましたけど、スペインに来て彼の凄さをより一層感じています。純粋に今は応援していますし、彼の試合は観ています。建英とはこっちで食事に行ったこともありますけど、僕も1部リーグでプレーできるように頑張りたいですね」と元同僚の飛躍に刺激を受けている様子だ。

そんな橋本は昨季チームで5番を背負っていた中、今季からは10番を背負ってプレーしている。その経緯について問われると、「昨季は1年契約でプレーをしていて、契約が終わって次のチームを探していた時に、ウエスカから『もう1年プレーしてほしい』と言ってもらっていました」

「その中で自分自身考えている時間があり、そうしているうちに5番は他の選手で決まっていて、家でプレシーズンの試合を観ていたら違う人がつけていたので『あれ?』となって…。残っている番号が大きい番号か、9番か、10番。そしたらもう10番いっちゃおうかなと。ちょっと調子に乗っちゃいましたね(笑)」と笑みをこぼしながら振り返った。

10番を着用するのは、プロになってから初めてだという橋本。攻撃参加も積極的にするものの、どちらかといえば守備職人のイメージが強いプレースタイルに「今もチームメイトに『10番のプレーじゃないだろ』と、すごくイジられます」と明かしつつ、それでも本人は「良い思い出かな」と語っていた。

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