Toni-Kroos(C)Getty Images

トニ・クロースが現役引退を電撃発表…! EURO2024を最後にキャリアに終止符

レアル・マドリーは21日、MFトニ・クロースがEURO2024を最後に現役を引退することを発表した。

バイエルン下部組織出身で2007年9月にブンデスリーガデビューを飾ったトニ・クロースは、レヴァークーゼンへの1年6カ月のレンタル移籍から復帰した2010-11シーズンに台頭。高精度なパスとゲームメイク力を武器に主力に定着し、2012-13シーズンにはチャンピオンズリーグ(CL)制覇を成し遂げたほか、3度のブンデスリーガ優勝も経験した。

その後、2014年7月にバイエルンからレアル・マドリーに加入すると、在籍10シーズンで公式戦463試合28ゴール98アシストを記録。2015-16からは前人未踏のチャンピオンズリーグ(CL)3連覇を達成し、黄金期を形成した1人に。34歳となったクロースは契約最終年の今季、出場機会が減少したものの公式戦46試合1ゴール9アシストと自身4度目のラ・リーガ制覇を達成。チャンピオンズリーグ(CL)でも2年ぶりの決勝進出を決め、マドリーでの5度目の欧州制覇に王手をかけている。

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そして、2010年にデビューしたドイツ代表では、108試合のキャップ数を誇り17ゴール21アシスト。2014年のブラジル・ワールドカップ(W杯)では全試合にフル出場を果たし、同国4度目の優勝の立役者となった。その後、2021年のEUROを最後に代表チームから引退していたものの、今年2月に代表復帰。3月のフランス代表、オランダ代表との国際親善試合ではそれぞれ1アシストを記録。今月16日に発表されたEURO2024に向けた予備登録メンバーにも選出されており、本大会で現役最後の戦いに臨む。

クロースの引退に際し、フロレンティーノ・ペレス会長はクラブ公式サイトで「トニ・クロースはレアル・マドリーの歴史の中で偉大な選手の一人であり、このクラブはこれからも彼のホームである」とコメントしている。

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