RCランスは10日、ウィル・スティル監督の就任が決定したことを発表した。契約期間は3年間。
2021年にスタッド・ランスのアシスタントコーチに就任したスティル監督は、2022年10月に解任されたオスカル・ガルシア監督の後任として暫定監督に。その後の5試合で好成績を残したことを理由に続投すると、当時UEFAライセンスを持っていなかったことからクラブが毎試合罰金を支払いながら指揮。同シーズンにはリーグ・アンで19試合無敗というリーグとクラブ記録を達成する戦いを見せた。
今季は昨季の11位越えが期待された中、リーグ戦残り3試合の時点で11位に位置しており、同時期に今季限りでの退任が決定。最終的にチームは9位でシーズンを終えていた。
31歳のウィル・スティル監督を迎え入れることとなったRCランスのゼネラル・ディレクター、ピエール・ドレオッシ氏はクラブ公式サイトで以下のようにコメントしている。
「ウィル・スティルがRCランスに到着したことを嬉しく思う。ウィルが監督に就任し、クラブの新たなサイクルを始めることは我々の最優先事項だった」
「ウィルは最年少記録を更新した監督であるだけでなく、勝利への執着を持ち、団結力も兼ね備えた人格者でもある。真の情熱家、優れた戦術家でもあるウィルはスタッド・ランスでその足跡を残し、特に19試合無敗という記録など確かな結果を残した」
「ウィル、そして彼のリーダーシップ、コミュニケーションへのエネルギーをチームに迎えることができて嬉しく思う」
RCランスは2020年2月に同クラブのBチームの監督からトップチームの監督に就任したフランク・エズ監督の下、2020-21シーズンにリーグ・アンへ復帰。2022-23シーズンでは2位への躍進を見せ、今季はチャンピオンズリーグ(CL)も並行して戦った中で7位フィニッシュ。今夏、同監督は引き抜かれる形でニースへの就任が決定していた。