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浦和、武田の圧巻2発で追いつく! 鹿島は鈴木が二桁到達も首位・町田と勝ち点で並ぶチャンスを逃す

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明治安田生命J1リーグ第19節の浦和レッズvs鹿島アントラーズが22日に埼玉スタジアム2002で開催された。

多くの負傷者を抱え、4試合未勝利中の10位・浦和は、前節1-2で敗れたセレッソ大阪戦から先発メンバーを2人変更。佐藤瑶大と前田直輝に代えて、アレクサンダー・ショルツ、オラ・ソルバッケンを先発に起用した。

一方、9試合無敗を継続している好調の2位・鹿島は、1-1の引き分けに終わった前節のアルビレックス新潟戦と同様の先発メンバーをピッチに送り出した。

以下に続く

同日行われたFC町田ゼルビアvsアビスパ福岡の一戦で、首位の町田がゴールレスドローで終えたため、勝利すれば同勝ち点で並ぶ鹿島がいきなり試合を動かす。3分、味方の跳ね返したボールをハーフウェイライン付近で鈴木優磨が粘り、名古新太郎がワンタッチで前線へパスを送ると、これを受けた師岡柊生がボックス手前やや右まで持ち込んで右足でシュート。GK西川周作が弾いたボールを最後は鈴木が押し込んだ。

早くも追う立場となった浦和は12分、ソルバッケンのサイドチェンジをボックス左外で受けた渡邊凌磨がキックフェイントからボックス内にカットイン。そのまま右足を振り抜いたが、ゴール右上を捉えたボールはGK早川友基に右手一本で阻まれた。

その後も浦和は敵陣への侵攻回数こそ増やすものの、なかなか決定機は作れず。すると鹿島が前半終盤に追加点。42分、ペナルティアーク左で右サイドからのクロスのこぼれ球を拾った安西がキックフェイントでボックス左に侵攻し、対峙した相手選手との駆け引きから中央へのパスを選択。鈴木が右足インサイドで合わせると、安居海渡の股を抜いたシュートにGK西川は一歩も動けず。ボールはそのままゴールに吸い込まれた。鈴木はこれでリーグ戦2桁ゴールに到達した。

前半で2失点を喫した浦和は、前半途中に足に違和感を感じていた大久保智明を下げて、大畑歩夢を投入。その浦和は後半序盤から攻勢に出る中、65分には右サイドを突破したソルバッケンから伊藤敦樹がパスを受け、ボックス右から強烈なシュートを放つ。だが、GK早川友基の守備範囲に飛んでしまい、ゴールとはならない。

直後にはソルバッケンとチアゴ・サンタナに代えて前田直輝とブライアン・リンセンの二枚替えを行うなど、積極的に交代カードを切る浦和。すると69分には渡邊からパスを受けたリンセンがボックス右からシュートを放つ。これが対峙した相手DFに当たってコースが変わるものの、GK早川が好セーブ。左手で触ったボールは右ポストに当たってゴール右外へと外れた。

相手守護神の好守を前になかなかゴールが奪えない浦和。それでも77分、途中出場の武田英寿が1点を返す。1本のロングボールに伊藤が抜け出すと、ボックス右深い位置まで侵攻して中央へ折り返す。走り込んだ武田が左足でグラウンダーのシュートを放ち、ゴール前に入った鹿島守備網を突破した。

これがJ1初ゴールとなった武田英寿だが、活躍はこれだけでは終わらなかった。後半アディショナルタイム2分、敵陣中央左でFKを獲得すると、やや遠い距離の中、キッカーの武田が左足で直接ゴールを狙う。これにGK早川は意表を突かれ、ボールはゴール左隅に吸い込まれた。

これで勢いに乗った浦和だったが、そのまま2-2で試合終了。武田の活躍で追いついた浦和は、5試合未勝利となるも勝ち点1をもぎ取った。対する鹿島は10試合無敗を継続も、首位・町田との勝ち点を並ぶチャンスを逃す結果となった。

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