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kashima(C)Getty Images

鹿島のポポヴィッチ監督が電撃解任…「クラブの決断を尊重します」。ミリッチコーチ契約解除&吉岡FD退任も発表

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鹿島アントラーズは6日、ランコ・ポポヴィッチ監督の解任を発表した。後任人事については正式決定次第、お知らせするとのこと。

昨季に岩政大樹前体制を終了し、今季は過去にFC東京やセレッソ大阪、町田ゼルビアなどを率いた経験を持つポポヴィッチ監督を招へいした鹿島。FW知念慶のボランチへのコンバート、大卒ルーキーDF濃野公人の起用などがハマり、11戦負けなしを記録するなど、前半戦では首位争いを演じていたものの、夏場以降は失速。明治安田J1リーグではここまで15勝9敗8分けで暫定4位。今節でもアルビレックス新潟を4-0で下していたが、この度クラブを離れることとなった。

クラブはポポヴィッチ監督の解任について、「今シーズンのマネジメントとパフォーマンスを総合的に判断した結果、ランコ ポポヴィッチ監督との契約を解除することとなりましたので、お知らせいたします」と報告している。

以下に続く

また、同日、ミラン・ミリッチコーチの契約解除に加えて、吉岡宗重フットボールダイレクターの退任も発表。同氏については、「2022年から強化責任者を務める吉岡宗重フットボールダイレクターとこれまでの取り組みと今後の方向性を協議した結果、双方合意のもと退任することとなりましたので、お知らせいたします」と伝えている。

鹿島指揮官を解任されることとなったポポヴィッチ氏は、クラブ公式サイトで以下のようにコメントしている。

「偉大なアントラーズファミリーの一員として日々を過ごせたことを、誇りに思います」

「クラブに対する私の姿勢や愛情、情熱そして献身は、私が自分自身の家族に対して接するのと全く同じです。スタートした仕事を最後までやりきれなかったことは非常に残念ですが、クラブの決断を尊重します。ただ、クラブの大きな財産である選手たちは我々が手にしたかったもの、一緒に手にすることができなかったものを獲得できるところまで成長してくれたと思います」

「いつも意見交換をしてくれた吉岡さん、素晴らしい選手たち、支えてくれたコーチングスタッフ、メディカルスタッフ、クラブスタッフ、そしていつでも我々にエネルギーと愛情を注いでくれ奮い立たせてくれたサポーターの皆さん、すべての方々に感謝の気持ちで一杯です。poštovanje(リスペクト)、アントラーズファミリー」

また、ポポヴィッチ監督とともにミラン・ミリッチコーチも以下のコメントを発表。

「鹿島アントラーズのような素晴らしいクラブの一員になれたことはとても光栄でした。チームは確実に進歩していると感じています。浮き沈みはありましたが、私たちは常にチームを信じており、安定したレベルに到達できると確信していました。なぜなら、それは成功を手に入れるうえでのプロセスの一部だからです。 今シーズンの経験と選手たちの大きな成長が、今後の選手たちを強くしてくれると信じています。クラブスタッフ全員と一緒に仕事をしたこの10か月間で築いてきた皆さんとの関係を、とても嬉しく思います。これからもクラブの成功を祈っています!」

そして、当初はクラブの強化担当を務め、ここまでフットボールダイレクターを務めていた吉岡氏も以下のコメントを残している。

「この度、フットボールダイレクターを退任することになりました。2011シーズンから強化担当として、『すべては勝利のために』というクラブ哲学のもと取り組んできましたが、私が強化責任者に就任して以降もタイトルから遠ざかっており、皆様の期待を裏切る結果となっていることをお詫び申し上げます。また、ファン・サポーター、パートナー、ホームタウン・フレンドリータウン、アントラーズに関わるすべての皆様のこれまでの支えに心より感謝いたします。

良い時も悪い時もチームを鼓舞し続け、自分たちの力でチームを勝たせるんだというこのクラブのサポーターの姿勢は、間違いなく選手たちの原動力になっています。今シーズンも残り6試合となりましたが、すべての試合に勝つために、引き続き後押しをお願い申し上げます。私はクラブを離れますが、今後のアントラーズの成功を心より願っています。本当にありがとうございました」

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