チェルシーのエンツォ・マレスカ監督は、リヴァプールの選手のことを熟知しているかもしれない。
マレスカ新体制で今季をスタートしたチェルシーは、プレミアリーグで開幕戦こそ王者マンチェスター・シティに敗れたものの、そこからは無敗を継続。4勝2敗1分けで6位につけている中、日本時間21日に迎える第8節では首位のリヴァプールとのアウェイ戦に臨む。
上位対決を前にマレスカ監督は、過去にリヴァプールを分析するために驚く量の試合数を見たことがあると告白。今季、指揮官こそアルネ・スロット監督に代わってはいるものの、レッズの選手たちのことは多くを知っているという。
「4,5年前に現役を退いて、指導者への道に進んだ時、リヴァプールの試合を1週間で38試合観戦したことがある。前監督の下で、リヴァプールの状況を研究し、分析するためだった」
「私はリヴァプールの選手たちのことを本当によく知っている。彼らのプレーを何度も何度も観戦したからだ。クロップ監督の最初の数年間、彼らのプレスのかけ方は(モハメド・)サラー、(ロベルト・)フィルミーノ、(サディオ・)マネの貢献もあり、特に優れていた」
「だから、ボールを持っているときだけが問題なのではない。ボールを持っていないときも、彼らの攻撃的なスタイルは信じらないものだった」
また、マレスカ監督は長きにわたってリヴァプールの攻撃をけん引してきたエジプト代表FWモハメド・サラーを称賛。そして、自チームの若きタレント、コール・パーマーにも長期間にわたってトップレベルを維持することを望んだ。
「私はサラーが本当に好きだ。ボールを持っているときだけなく、持っていないときも素晴らしい選手だからだ」
「彼は過去5~7年で最高の選手の1人だった。コール(・パーマー)は昨年、そしていま、我々のためにその役割を果たしてくれている。願わくば、今後5年、10年と我々のためにその役割を果たしてくれることを願っている」