名古屋グランパスのGKミッチェル・ランゲラックがYBCルヴァンカップ決勝の前日会見に出席し、自身2度目のルヴァン制覇に意気込んだ。
準決勝で横浜F・マリノスとの激闘を制し、優勝した2021年以来となる3年ぶりの決勝進出を果たした名古屋。2日の決勝では、初優勝を狙うアルビレックス新潟と激突する。
2021年の優勝メンバーでもある主将のランゲラックは、今季限りでの名古屋退団が決定。新天地もすでに母国オーストラリアの古巣であるメルボルン・ビクトリーに決まっている。
そんなランゲラックに指揮官の長谷川健太監督は「ミッチを有終の美で送り出してあげたい」と口に。今季も「シーズン途中でミッチが今季限りという話があり、だんだんとこのルヴァンで最高の形で送り出してあげられればというのが、選手、スタッフ全員の想いに変わっていきました」と功労者の退団決定がチームを結束力を高める一因になっていることを明かした。
これに対してランゲラックは、「このようなことを言っていただいて嬉しいです」としつつ、「ただ、自分のためではなく、チームのために、一員としてトロフィーを掲げたいと思っています」とフォア・ザ・チームの姿勢を見せた。
その後、「サポーターの皆様、ファミリーの皆様のために、何がなんでもトロフィーを掲げて、僕たち名古屋のホームに持って帰りたいと思います」とタイトルを手に名古屋へ帰還することを誓った。