Nico Williams Spain 2024Getty Images

「代理人はサッカー界のがん。だから全攻撃を受け入れる」ニコ・ウィリアムズ代理人の決意

スペイン代表FWニコ・ウィリアムズの代理人は、今夏の移籍市場を振り返った。

昨季アトレティック・クルブで公式戦37試合で8ゴール19アシストと大活躍し、コパ・デル・レイ制覇を達成したニコ・ウィリアムズ。夏にはスペイン代表としてEURO2024にも出場すると、決勝でもネットを揺らすなど6試合2ゴール1アシストと見事なパフォーマンスを披露し、優勝に大きく貢献している。このパフォーマンスは世界中のビッグクラブの注目を集め、夏にはチェルシーやパリ・サンジェルマン、アーセナル、バルセロナなど複数クラブの接触が伝えられていた。しかし、最終的にアトレティック残留を決断。今季から背番号10を背負い、ラ・リーガでも4試合に出場している。

そんな22歳FWだが、代理人を務めるフェリックス・タインタ氏とフアン・オヤガ氏が『as』で今夏の移籍市場を回想。アトレティック残留を決めた理由について語った。

以下に続く

「彼は信じられないような1年を過ごした。EUROではベストプレイヤーだったと確信している。我々はたくさん移動とともに、幸せな時間を過ごした。非常に短い時間に凝縮されているよ。移籍市場が終わると、少しストレスを感じるものだ。でも、我々はそうした“マンボ”が好きなんだ」

「(ニコが)残ることを決めたんだ。もう1年残って戦うことを望んでいたし、そうアドバイスしたよ」

なお両代理人は、オサスナの育成組織タホナルからアトレティックへとニコ・ウィリアムズを移籍させたとして非難も浴びていた。そうした声について、両者は以下のように答えつつ、代理人業における決意を語った。

「それは我々が始める時には決まっていたことであり、無理やり移籍させたなんてことはない」

「例えば、私はニコをアトレティックから移籍させなかった。彼は残りたいと思っていたんだ。家族と選手が残留を望む時、代理人の仕事は彼らの頭に銃を突きつけることじゃない。やるべきことは、親と選手の年齢に応じた決断なんだ」

「代理人を攻撃するのは簡単だ。サッカー界のがんだからね。だからこそ、我々はすべての攻撃を受け入れるよ」

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