フランクフルトは、レンタル加入中のMFドニー・ファン・デ・ベークの買い取り条項を行使するつもりはないようだ。
アヤックスでの活躍が高く評価され、2020年に3000万ポンドと伝えられる移籍金でマンチェスター・ユナイテッドに加入したファン・デ・ベーク。しかしポジションを獲得することはできず、エヴァートンへのレンタル移籍を経て、昨季からアヤックス時代の恩師エリック・テン・ハーグ監督の指導を受けることになったが、状況は変わらず。今季は2試合(21分)の出場に留まっていた。
そんな26歳のオランダ人MFだが、1月の移籍市場で出場機会を求めてフランクフルトへのレンタル移籍を選択。850万ポンド(約16億円)の買い取り条項も付帯すると伝えられており、ブンデスリーガで再起を図っていた。しかし、ドイツでの挑戦も苦戦が続いているようだ。
ドイツ『ビルト』によると、フランクフルト側はこの半年間でファン・デ・ベークがベストコンディションに到達できない可能性があることも認識していたようだが、ここまでのプレーは期待値を大きく下回っているという。加入からリーグ戦3試合連続で先発したものの、チャンスはつかめず。ヨーロッパ・カンファレンスリーグの登録メンバーからも外れ、ディノ・トップメラー監督はすでに構想から外したと伝えられている。
そして同メディアは、フランクフルト側は850万ポンドの買い取り条項を行使するつもりはないと指摘。そのため今季終了後、マンチェスター・Uへレンタルバックされる可能性が高まっているようだ。同クラブとの現行契約は2025年までとも伝えられているが、今後の動向に再び注目が集まることになる。