Karim Benzema Al-Ittihad 2023Getty Images

ベンゼマはアル・イテハド残留へ…欧州帰還の可能性浮上も、オーナー『PIF』が退団を認めず

アル・イテハドにカリム・ベンゼマ放出の意思はないようだ。フランス『レキップ』が伝えた。

2022年のバロンドールを受賞するなど、長年レアル・マドリーで活躍を続けたベンゼマは、昨夏にクラブと契約満了に至り、サウジアラビア王者アル・イテハドに新天地を求めた。しかし、指揮官交代を余儀なくされるチームの中で、同選手は期待ほどの活躍を残せず。さらに、昨年末からピッチ外の問題でマルセロ・ガジャルド監督と確執状態にあるとも伝えられている。

アル・イテハドでなかなか思うような時間を過ごせないベンゼマに対しては、今冬の移籍市場でヨーロッパに復帰する可能性が浮上。古巣リヨンをはじめ、ストライカーの獲得が必要なチェルシーやマンチェスター・ユナイテッドからの関心が届いていた。

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しかし、アル・イテハドのオーナーである『パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)』には今冬の移籍市場でのベンゼマのヨーロッパ帰還を認めるつもりはない模様。『レキップ』によると、元フランス代表FWの退団はサウジアラビアフットボール界の首脳陣にとって大きな後退を意味するものになるようだ。

また、ベンゼマ自身はより競争力のあるチーム作りを求めている様子。同メディアによると、同選手は実力のある選手の補強を望んでおり、現段階でヌゴロ・カンテを除いたスカッドのメンバーに満足しておらず、リーグ首位を走るアル・ヒラルのようなチーム作りを要求している。

さらに、頻繁に退団の可能性が浮上するベンゼマだが、今冬にクラブから離れることを求めたことは一度もなく、同選手の関係者も最低でも今シーズン終了まで残留するすることを強調。そのため、『PIF』が退団を認めないことに対して何の問題もないとされており、一方のオーナー陣もフランス人ストライカーの要望に応えられるように話し合いを進めると伝えられている。

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