アル・イテハドは、マルセロ・ガジャルド監督の就任を発表した。
今夏の移籍市場でヨーロッパから数々のビッグネームの獲得を続けたサウジアラビア勢の1つであるアル・イテハド。昨シーズンのサウジ・プロフェッショナルリーグ王者である同クラブは、2022年バロンドール受賞者のカリム・ベンゼマをはじめ、ヌゴロ・カンテやファビーニョなどをチームに加えた。
大きな注目を集めたアル・イテハドだが、アル・ヒラルやアル・アハリといったライバルに敗れ、下位チームにも取りこぼしが目立ち、ここまで首位と勝ち点11差のリーグ5位と出遅れる。さらに、AFCチャンピオンズリーグではイラクのアル・クウワ・アル・ジャウウィーヤに敵地で0-2で敗れ、これを受けてクラブは今月上旬にヌーノ・エスピリート・サント監督を解任した。
後任候補にはフレン・ロペテギ監督の名前が真っ先に上がっていたが、交渉は決裂。先日からガジャルド監督との交渉が行われていることがわかっていた。そして18日、クラブはガジャルド監督の就任を発表し、両者は2025年夏までの1年半契約を結んだ。
ガジャルド監督は就任が正式に決まる直前に「個人的な理由でアル・イテハドのオファーを受け入れる。彼らは新しい興味深いリーグでとても大きなプロジェクトとともに私を魅了した。異なる挑戦になるとわかっているし、私をやる気にさせている。仕事を再開できることが待ちきれない」と語っていた。
現役時代にモナコやパリ・サンジェルマンでプレーした元アルゼンチン代表MFのガジャルド監督は、引退後にウルグアイのナシオナルやリーベルプレートを指揮。リーベルでは2度のコパ・リベルタドーレス制覇を成し遂げ、2021年にはリーグ優勝を飾っていた。しかし、昨年11月に8年余りを務めた同クラブの指揮官から退任していた。