AFCチャンピオンズリーグ(ACL)において、アル・ナスルに所属するポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが見せた振る舞いを、イタリアメディア『スカイスポーツ』が28日、絶賛した。
C・ロナウド擁するアル・ナスルは27日、ACLグループE第5節でペルセポリスと対戦。この試合をスコアレスドローで終え、合計13ポイントで決勝トーナメント進出を決めた。そんな中、イタリアメディアは、「クリスティアーノ・ロナウドがフェアプレー」との見出しでポルトガル代表FWの行為にスポットライトを当て、賛辞を贈った。
「全てはキックオフ直後に起きた」とイタリアメディアは報道。「わずか開始2分ほどで、C・ロナウドがエリア内で攻撃のプレーの主役となった」シーンを振り返った。「ペルセポリスDFのかなり軽率なタックルにより、ポルトガル人選手が転倒」し、「主審は何の疑いもなく、PKを指示した」が、「そこへクリスティアーノが介入した」と綴った。
「すぐさま立ち上がったC・ロナウドは主審のところへ行き、抗議しようとするペルセポリスの選手たちに囲まれながら、指で『彼は触っていない』というジェスチャーをした」ことが伝えられている。イタリアメディアは「C・ロナウドの唇の動きは『ノー・ペナルティ』と言ったように見える」と指摘。主審のミスを修正して「VARに代わる」役割を果たしたと伝えた。
イタリアメディアは、そんな38歳のポルトガル人スーパースターのフェアプレーを絶賛。「ポルトガル人王者がフェアプレーの素晴らしい行為を見せた。ピッチのプレーだけがカンピオーネ(王者)であるわけではない。C・ロナウドに拍手を送るべきだ」と主張した。