18日のラ・リーガ第25節、レアル・マドリーは敵地バジェカスでのラージョ・バジェカーノ戦に臨む。前日会見に出席したカルロ・アンチェロッティ監督は、フランシスコ監督を解任して、アンドニ・イラオラ現ボーンマス監督の元助監督イニゴ・ペレス氏が新たに指揮を執るラージョへの警戒感を表した。
「バジェカスはいつどんなときも攻略が難しいスタジアムで、明日の試合もそれは変わらない。それに勝ち点を必要としている彼らは、監督を交代してモチベーションを高めている」
「私たちは最高のレベルを引き出さなければならない。重要な時期に差し掛かっているのだからね」
アンチェロッティ監督はその一方で、パリ・サンジェルマンに退団の意思を伝えたとされるFWキリアン・エンバぺがレアル・マドリーに加入する可能性を問われて、次のように返答している。
「明日、私たちは大切な試合に臨む。その話をしたいのは理解できるが、私は良い形で、タイトルを獲得して今季を終えたいんだ。来季について考える時間はまだまだあるよ」
「エンバペの話題がロッカールームに与える影響? 私には影響を与えていない。記者会見はこういうものだと思っている」
「ジダンが最高の選手たちは共存可能と言っていたことについて? ああ、最高の選手たちはプレーしなければならない。大切なのは二つ、質と均衡だよ。その二つがあれば成功をつかむことができる」
イタリア人指揮官はその一方で、満足な出場機会を得られておらず、今季限りでレアル・マドリーを退団する可能性が報じられるMFルカ・モドリッチについても語った。
「そのテーマについては私たちの間で話をした。ルカがベンチを受け入れられないのは普通だろう。常時出場に慣れているわけだからね。そのことは完璧に理解している。彼はとても真面目で、どんな試合でも出場する心構えがある選手だ。明日の試合も含めてね」
MFオーレリアン・チュアメニによれば、今季のレアル・マドリーは試合前日に一人の選手がチーム全体に向けて話をするそうだ。
「今季最初から行っていることだ。強制ではないが、試合前日に選手が一人を話をすることになっている。各試合の前に、皆が一人を選ぶんだ。選手がチームメートに檄を飛ばすのは良いことだと思う」