25日のラ・リーガ第26節、レアル・マドリーは本拠地サンティアゴ・ベルナベウにセビージャを迎える。前日会見に出席したカルロ・アンチェロッティ監督は、ベルナベウに帰還するDFセルヒオ・ラモスのことを「真のキャプテン」と形容している。
契約延長交渉が合意せず、2021年6月にレアル・マドリーを去ったセルヒオ・ラモスが初めてベルナベウに帰還(2022年冬にはPSGの選手として戻ってきたが、怪我でスタンドからの観戦だった)。アンチェロッティ監督にとっても、元キャプテンは特別な存在であるようだ。
2014年、セルヒオ・ラモスとともにマドリー10度目のチャンピオンズリーグ優勝を果たしたイタリア人指揮官は、彼の帰還を前にして次のように語っている。
「ラモスは真のキャプテンだった。その意思の強さや人格は、まさにファンタスティックだったよ」
「私は運に恵まれた。自分のチームに彼や(元ミランDFパオロ・)マルディーニ、(元チェルシーDFジョン・)テリーのようなキャプテンがいたのだから」
アンチェロッティ監督はまた、ドイツ代表復帰を発表したMFトニ・クロースについても言及。今季限りで切れるレアル・マドリーとの契約を延長するかどうかにも注目が集まっているが、同指揮官から何か話をしているのだろうか。
「クロースに対して、私から何をすべきか勧めることはない。彼は私の息子じゃないんだよ。彼には自分の未来を決めるだけの精神力がある。代表チームに復帰することは報告されたが、それがレアル・マドリーでの成果に影響を与えることはない。」
「彼が収める成果は非常に高いよ。そのレベルが下がるときにだけ歩みを止めるのだろう。とても責任感が強い選手だ」
その一方で、出場機会が激減するMFルカ・モドリッチを自分のコーチングスタッフに誘ったとの報道について問われると、次のように返答した。
「メディアに対して個人的なことは話さない。モドリッチはファンタスティックな選手だ。将来のことは彼自身で決断するだろう」
FWキリアン・エンバペの加入が噂されているレアル・マドリーだが、FWヴィニシウス・ジュニオールと同選手のポジションが重なることが指摘されている。ヴィニシウスが左サイドから中央にポジションを移す可能性はあるのだろうか。
「ヴィニは中央でもプレーできると考えている。唯一のセンターフォワードではなく、コンビを組むことでね。彼はサイドでプレーしていて快適だし、そこからマークを外すために内に切れ込んでいく。私は彼が気持ちよくプレーできるポジションで起用したい。今のところ、それは左サイドなんだよ」