アーセナルは、ミケル・アルテタ監督に対しプレミアリーグ最高給に匹敵する新契約オファーを準備しているようだ。
2019年12月に古巣アーセナルに指揮官として戻ってきたアルテタ監督。就任初年度にFAカップ優勝を達成すると、その後数年はリーグ戦で苦しんだものの、昨季は240日以上首位に立ってプレミアリーグ優勝争いを演じ、さらにチャンピオンズリーグへの復帰も達成した。今季も最終節までもつれる激しい優勝争いの主役になるなど、近年苦しい状況が続いていたアーセナルを復活させている。
その手腕がヨーロッパ中で高く評価されるアルテタ監督。そして、アーセナル側もその信頼を示す考えのようだ。『デイリー・メール』のチーフ記者サミ・モクベル氏によると、現行契約が残り1年を切る中で、新たな契約をオファーする準備を進めているようだ。
『デイリー・メール』は、アルテタ監督は現在年俸900万ポンド(約18億円)を受け取っていることを指摘しつつ、アーセナルは新たにプレミアリーグ最高額に近い給料を提示する可能性があると指摘。現在の最高額はマンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督で、年俸2000万ポンド(約40億円)を受け取っているとされているが、同メディアは「いずれにせよ900万ポンドから急上昇するだろう」と分析している。
すでに非公式の予備交渉は始まっており、アルテタ監督とエドゥSD(スポーツディレクター)が休暇から戻れば交渉は加速することになるという。また、アーセナル関係者全員がアルテタ監督の長期政権を期待しており、話し合いでは給与面だけでなく、欧州トップチームに返り咲くために今後の展望を明確にしていくと伝えられている。