激しさを増すプレミアリーグ優勝争いについて、『The Athletic』のニック・ミラー記者が予想している。
プレミアリーグ第28節では、リヴァプールとマンチェスター・シティが激突。前節終了時点で首位と2位による直接対決は、白熱した展開の末に1-1のドローに。一方で3位アーセナルは、苦戦しながらもブレントフォードに2-1で勝利した。この結果、第28節終了時点でアーセナルが首位に浮上し(勝ち点64:得失点差+46)、リヴァプールが2位(勝ち点64:得失点差+39)、マンチェスター・Cが3位(勝ち点63:得失点差+35)と続いている。
1ポイント差に3チームがひしめくなど白熱する今季の優勝争い。ミラー記者は「史上最高のプレミアリーグ優勝争いとなるのだろうか?」と題し、注目すべきデータを紹介している。
「シーズンのこの段階で(28節終了時点)首位から3位までの勝ち点差が1ポイントであるのは、プレミアリーグ31年間の歴史の中で初めてのことだ(これまでは2001-02、2009-10の3ポイント)。これは並外れた事態であり、関係者にとっては耐え難い状況だろう。だが、我々としては最高の数カ月になることを願っている」
「そして素晴らしいことに、それぞれのチームがそれぞれのやり方で優れているものの、他のチームが突ける欠点も持ち合わせているということ。おそらく、この3チームが他のチームを粉砕し続ける可能性は低い。これから多くの勝ち点を落とし、首位が毎節のように入れ替わり、混乱が生じるはずだ。今回に関して言えば、たとえ1チームが脱落したとしても、もう1チームがレースを続けることができる。本当に最後までわからない」
「唯一残念なことは、この3チームの直接対決は残り31日マンチェスター・C対アーセナルの1試合のみであること。欲が出てしまったが、リーグ最終節に直接対決が決まっていたら信じられないようなことになっただろう」
そして「これはプレミアリーグ史上最高の優勝争いになるかもしれない」と締めくくっている。