アーセナルは、今夏の移籍市場で複数選手が退団する可能性があるようだ。
今季はプレミアリーグで激しい優勝争いを演じ、チャンピオンズリーグでも14年ぶりのベスト8に名を連ねたアーセナル。さらに先日にはベン・ホワイトとの契約延長を発表し、冨安健洋の新契約も間近と複数メディアで報じられるなど、好調の中で主力選手の残留にも成功している。
しかし、夏の移籍市場では複数の選手の将来が不透明となっているようだ。元『BBC』のエース記者であるデイビッド・オーンスタイン記者が、『The Athletic』で指摘している。
同記者によると、現在アーセナルでの将来が不透明な選手は10人。アーロン・ラムズデール、トーマス・パーティ、ジョルジーニョ、エミール・スミス=ロウ、ファヴィオ・ヴィエイラ、リース・ネルソン、エディ・エンケティアらに加え、レンタル中のキーラン・ティアニー(レアル・ソシエダ)、ヌーノ・タヴァレス(ノッティンガム・フォレスト)、サンビ・ロコンガ(ルートン)は今夏に退団する可能性があるようだ。
一方でオーンスタイン記者は、「妥当な数の選手が退団する可能性があるため、アーセナルは財政状況を改善し、新たなビジネスへ向けて多額の資金を調達するチャンスがある」とも指摘。補強の優先ポジションとしては、ストライカーが最も重要であり、加えてブカヨ・サカ&ガブリエウ・マルティネッリのバックアップを務めるウインガーに注目しているようだ。それらのポジションの補強状況によっては、中盤の選手と左サイドバック、さらにラムズデールの去就次第ではセカンドGKを狙う可能性もあると伝えられている。