アジアカップは30日に決勝トーナメント1回戦の日程が終了し、ベスト8が決定した。
まずは28日、ベスト8一番乗りを決めたのはオーストラリア。グループステージを2勝1分けで首位通過を決めると、ラウンド16ではインドネシアと激突。開始直後から主導権を握ると、前半のうちに2点を奪い、終了間際にも2点を重ねて4-0と見事な快勝を収めている。
さらに同日、初出場のタジキスタンがUAEが対戦。30分に先制するも後半アディショナルタイムに追いつかれ、120分でも決着つかず勝敗の行方はPK戦へ。すると5人全て成功したタジキスタンが5-3で制し、ベスト8進出と初出場国が快進撃を見せた。
そして29日、日本代表を撃破してグループD首位通過を果たしたイラクがヨルダンと激突。前半終了間際に失点したが、68分に同点に追いつくと、76分にアイマン・フサインのゴールで逆転に成功する。しかしゴールパフォーマンスでフサインが警告を受けて退場すると、一気に苦しい展開に。すると後半アディショナルタイムに立て続けに2失点を喫し、2-3でまさかの敗退。ヨルダンが準々決勝へ駒を進めている。
さらに開催国にして前回大会王者カタールは、パレスチナ相手に2-1と競り勝ってベスト8へ。ウズベキスタンも2-1でタイに勝利すると、ラウンド16再注目のサウジアラビア対韓国は激戦に。サウジアラビアが後半の早い時間に先制し終盤まで優位に進めるが、韓国が後半アディショナルタイムに同点に追いつく。そしてPK戦の末、4-2で韓国が勝ち上がりを決めた。
また日本は、バーレーン相手に堂安律、久保建英、上田綺世と攻撃陣揃い踏みで3-1と勝利。優勝候補イランはシリア相手に34分にタレミのPKで先制するも、後半PKで失点。さらにタレミが退場する厳しい展開となったが、PK戦5-3でベスト8まで進んでいる。
この結果ベスト8が出揃うとともに、準々決勝の組み合わせも決定。日本の対戦相手は、優勝候補の一角イランとなった。対戦カードは以下のように決まっている。
■アジアカップ準々決勝 ※日本時間
▽2月2日
タジキスタン vs ヨルダン(20:30)
▽2月3日
オーストラリア vs 韓国(0:30)
イラン vs 日本(20:30)
▽2月4日
カタール vs ウズベキスタン(0:30)