アタランタの指揮官ジャン・ピエロ・ガスペリーニが8日、地元紙『レーコ・ディ・ベルガモ』のインタビューに応じ、26歳MFトゥーン・コープマイネルスを巡る状況に苦言を呈した。
今夏、チアゴ・モッタ監督率いる新生ユヴェントスの補強ターゲットとなっていることが伝えられるコープマイネルス。イタリア複数メディアの報道では、26歳のオランダ代表MFは移籍を熱望しているものの、アタランタ側の評価額は6000万ユーロ(約97億円)に。ユヴェントスの最初のオファーは4500万ユーロ(約72億円)にとどまっており、アタランタが放出に難色を示しているという。
そうした報道が伝えられる中、アタランタ指揮官が口を開いた。コープマイネルスが自身の移籍を決断し、チーム練習を拒んでいる状況にあることを明かし、苦言を呈した。
「コープマイネルスは、ユヴェントスへ行くため我々と一緒にプレーせず、練習をしないこと決めた。彼はストレスを感じていて、こんな態度ではチームやチームメートたちにとって有益となり得ない」
「クラブは脅迫と感じている。だから非常に頑なな態度をとっている。選手の意思は理解できるし、同様にアタランタの態度も理解できる。私はコープマイネルスを頼りにしていたし、少なくとも交渉が異なる形になることを望んでいた」
「現実として、我々は重要な選手3人(ケガのジョルジョ・スカルヴィーニとジャンルカ・スカマッカ、退団希望のコープマイネルス)を失うことになり、技術面で失うものは極めて大きい。ボロボロだよ。クラブは対策を講じてくれるだろうが、現在のチームは昨シーズン終了時よりもはるかに競争力で劣っている」
なお、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は、ユヴェントスが今週に入り、コープマイネルス獲得へボーナス含めて5500万ユーロ(約80億円)となる2度目のオファーを提示したことを伝えている。