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前田大然が一発退場となったセルティック、アトレティコに6失点大敗…終始攻められて古橋亨梧も存在感示せず

7日のチャンピオンズリーグ・グループE第4節、アトレティコ・マドリー対セルティックは6-0でアトレティコの大勝に終わった。セルティックはFW古橋亨梧とFW前田大然が先発出場で、前田は前半途中に一発退場に。DF岩田智輝は76分から出場を果たし、FW旗手怜央は負傷で欠場した。

第3節のセルティック対アトレティコは2-2のドローで終了。セルティックがアトレティコを相手に意地を見せた格好だが、この試合ではメトロポリターノで15連勝中のスペイン屈指の強豪が牙をむいている。

アトレティコはキックオフから6分後に先制点を獲得。左サイド、ロロ・リケルメが送ったクロスをセルティックDFがクリアし損ね、ペナルティーエリア手前でボールを拾ったグリーズマンが、左足のグラウンダーのシュートでネットを揺らした。グリーズマンはこれが今季アトレティコでの10点目。

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対して、反撃に出たいセルティックだったが、21分に前田の一発退場で数的にも不利に陥ってしまう。日本代表FWは左足の裏でエルモーソの左足首付近を踏みつけ、主審はまず最初にイエローカードを提示。しかしオンフィールドレビューの後、そのカードの色は黄から赤に変わっている。

その後は11人のアトレティコが10人のセルティックを一方的に攻め立て、前半アディショナルタイム1分に追加点を獲得。左コーナーキックの流れから同サイドのグリーズマンがファーサイドにクロスを送り、ヒメネスが頭で折り返したボールをモラタが押し込んだ。モラタはこれが今季アトレティコでの11点目。

後半もアトレティコがセルティック陣地で一方的に試合を進める状況は変わらない。前線の古橋はほとんどボールを受けることができなかった。

そうして60分、アトレティコが3点目を記録。途中出場のマルコス・ジョレンテの上げたクロスのクリアミスから、ペナルティーエリア内中央のグリーズマンが左足のバイシクルシュートでこの試合2点目(今季11点目)を決め切った。セルティックのロジャーズ監督はこの失点直後に2枚の交代カードを切り、古橋らを下げてヒョンジュンらをピッチに立たせている。

それ以降もアトレティコの攻勢が衰えることはなく、66分に途中出場のサムエル・リノ、76分にモラタ(今季12点目)がミドルシュートを突き刺し、84分に同じく途中出場のサウールもゴールを決めてスコアは6-0に。岩田が出場している終盤もアトレティコがセルティックを圧倒し続け、試合は終了のホイッスルが吹かれている。

この結果、グループEの順位は1位アトレティコ(勝ち点8)、2位ラツィオ(勝ち点7)、3位フェイエノールト(勝ち点6)、4位セルティック(勝ち点1)に。セルティックはCL敗退が濃厚となり、EL出場枠の3位浮上に一縷の望みをかけることになりそうだ。

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