Marcos LlorenteGetty Images

アトレティコ、会心の勝利を手にしてCLインテル戦へ!ラス・パルマスに5発大勝…今季ラ・リーガのホーム戦成績12勝1分け

17日のラ・リーガ第25節、アトレティコ・マドリーは本拠地シビタス・メトロポリターノでのラス・パルマス戦に5-0で大勝した。

4日のラ・リーガ第23節レアル・マドリー戦(1-1)、7日のコパ準決勝ファーストレグ、アスレティック・ビルバオ戦(0-1敗戦)、11日のラ・リーガ第24節セビージャ戦(0-1敗戦)と7日間で3試合を戦い、シメオネ監督が「スペイン・フットボール連盟とラ・リーガに感謝をする」と皮肉の言葉……。超過密日程を強いられたアトレティコが、ようやく1週間のインターバルを経て臨むのが、このラス・パルマス戦となる。

アルゼンチン人指揮官は今週ミッドウィークにチャンピオンズリーグのベスト16インテル戦、来週ミッドウィークにコパ準決勝アスレティックが控えるさらなる過密日程の前に、ヴィツェル、デ・ポール、そしてグリーズマンをベンチに温存。モラタが負傷離脱のFWのポジションにはマルコス・ジョレンテを起用し、そのほかGKオブラク、DFモリーナ、サビッチ、ヒメネス、ヘイニウド、リーノ、MFバリオス、コケ、サウール、FWアンヘル・コレアをスタメンとしている。

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前半、アトレティコはシメオネ監督の采配がズバリだった。後方からボールをつなぐことを信条とするラス・パルマスをハイプレスで苦しめるホームチームは、15分に最前線で起用された男、M・ジョレンテが先制点を獲得。リノのグラウンダーのクロスをコレアがヒールで後ろに流し、サウール、カルドナに立て続けに当たり跳ね返ったボールを、背番号14が右足で枠内に沈めている。

アトレティコは先制点から4分後の19分、M・ジョレンテが再びゴールを決めた。ハイプレスでA・コレアがココからボールを奪い、そのままペナルティーエリア内に侵入。折り返したボールをフリーとなっていたM・ジョレンテが右足で押し込んでいる。早い段階で2点のリードを得たアトレティコは、ラス・パルマスの反撃を手堅い守備で防ぎながら速攻で追加点を狙い、そのまま前半終了を迎えている。

後半、アトレティコは47分に3点目を記録。ペナルティーエリア内の混戦から、エリア手前に浮いたボールをコケが頭で前へ送り、巧みにDFラインを抜け出したA・コレアが右足ボレーででネットを揺らした。さらに59分には、ペナルティーエリア内でマルビンがリノを後方から倒したとの判断でアトレティコがPKを獲得。キッカーのA・コレアが冷静にシュートを決め切り、M・ジョレンテに続いてドブレテ(2得点)を達成している。

シメオネ監督は4点目を決めた直後、コケ、M・ジョレンテ、リーノ、ヒメネスを下げてメンフィス、リケルメ、ヴィツェル、デ・ポールを投入。さらに72分にはバリオス、フェルメーレンに代え、早々に交代枠を使い切った。終盤、アトレティコはラス・パルマスの意地の攻撃を跳ね返し続けて無失点を維持。そして87分、ヘイニウドの前からのボール奪取をきっかけにA・コレア、リケルメとボールをつなぎ、最後にペナルティーエリア手前のメンフィスがダメ押しとなる5点目を記録。今季ジローナに続くラ・リーガのサプライズチーム、ラス・パルマスを大量得点で破っている。

コパのアスレティック戦で、約1年ぶりにメトロポリターノで土をつけられたアトレティコだったが、それでも同スタジアムでの強さは変わらず。今季ラ・リーガでは12勝1分けと圧倒的強さを誇っている(アウェーは4勝2分け6敗だが……)。試合終了後には観客から激励を受け、20日に行われるアウェーでのCLインテル戦に向けて、大きな弾みをつけている。

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