17日のラ・リーガ第29節、アトレティコ・マドリーは本拠地シビタス・メトロポリターノにバルセロナを迎える。前日会見に出席したディエゴ・シメオネ監督は、アトレティコからバルセロナにレンタル中のFWジョアン・フェリックスについての質問に、「意見を言うことはない」と返答している。
昨季後半戦をチェルシーで過ごしたJ・フェリックスは、確執が噂されているシメオネ監督率いるアトレティコに戻ることなく、今季バルセロナでプレーしている。バルセロナ加入当初には、同クラブおよびそのプレースタイルが自分にとって理想的であるの趣旨の発言を繰り返し、アトレティコサポーターの反感も買っていた。
そんなJ・フェリックスがメトロポリターノに戻ってくるとあって、サポーターやシメオネ監督がどういった反応をするかに注目が集まるが、会見に出席した同指揮官はポルトガル人FWが現在、他クラブでプレーしていることを強調。言及を避けている。
「私は他チームでプレーしている選手に対して、本当に敬意を払っている。基本的にどの選手についても意見を言ったことがないし、今回も例外ではない。」
「私たちはミッドウィークに素晴らしい試合(PK戦の末に勝利したCLベスト16、インテル戦)を演じた。そして今はそこから回復して、次の試合に力を注ぐことだけに集中している」
ここ最近のバルセロナは調子を上げており、なおかつミッドウィークに試合をこなしておらず、アトレティコの方がコンディション的には不利な状況だ。
「消耗は彼らの方が少ない。それでも激しいプレーを見せてくるだろうし、私たちはそんな彼らのインテンシティーに並ばないといけない。私たちはデュエルに勝つ必要がある」
シメオネ監督はその一方で、インテル戦の後半に途中出場し、延長戦及びPK戦に持ち込む劇的な同点弾を決めたFWメンフィス・デパイについても語っている。
「彼は途中出場からだけでなく、先発で出場しても良いプレーを見せる。素晴らしい選手だよ。私は以前から彼のことを必要としてきたし、今は負傷もなく継続的にプレーできている。彼は力強く、アグレッシブで、勝者のメンタリティーを有しているんだ」
インテル戦の終盤に交代を求めたFWアントワーヌ・グリーズマンはコンディションに不安を抱えているが、シメオネ監督は「明日の昼に彼と話をして、私たちと彼にとって最良の決断を下すよ」と話している。