Araujo De Jong BarcelonaGetty Images

財政難に陥るバルセロナは再び苦しい夏に?新戦力獲得のために160億円の捻出が必要か

バルセロナの財政状況は予想よりも芳しくなく、新戦力獲得のためには大幅な資金の捻出が求められている。『The Athletic』が伝えた。

近年財政難に陥るバルセロナ。ラ・リーガのサラリーキャップ制を順守するのに苦労しており、複数回にわたって“テコ”を使用して新戦力の獲得に乗り出してきた。その都度、クラブのアセットの一部を売却して資金を作り出してきたが、どうやら今夏の移籍市場でもチームを強化するために財政面での相当な努力が必要になりそうだ。

『The Athletic』によると、昨夏に『Barca Version』の株式の一部を売却し、その買い手の1つであったドイツ企業『Libero Football Finance』からの4000万ユーロ(約64億円)に上る支払いがないとバルセロナは主張し、支払いを巡って訴訟に発展する模様。さらに、『Barca Studio』の売却益のうち、6000万ユーロ(約95億円)を人件費に充てていた。

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ラ・リーガは所属クラブに対して、新戦力獲得に資金を投じる前に現シーズンの収支バランスを整えることを要求。そのため、バルセロナが今夏の移籍市場で補強を敢行するには、1億ユーロ(約159億円)の資金を捻出しなければならないようだ。

現段階で、未払い分の金額がシーズン終了の6月30日までに届くかは定かではなく、クラブはロベルト・レヴァンドフスキやフレンキー・デ・ヨングといった選手たちを売却して資金を作り出す可能性がある。

なお、仮に6月末までにこの問題を解決することができなければ、サラリーキャップの影響でヴィトール・ロッキを2024-25シーズンのスカッドから外すことを強いられる可能性もある。

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