今季限りでバルセロナを退団することが決まったチャビ・エルナンデス監督は、選手たちに対してどのような説明を行なったのだろうか。
7日のラ・リーガ第22節、ホームでのビジャレアル戦を3-5で落とした直後、チャビ監督は記者会見で今季限りでの退任を発表。「選手たちにはまだ伝えていないことだった。明日、説明をする」とも話していたが、スペイン『アス』が翌日の練習前、同指揮官がチームの全員に語りかけたことを伝えている。
チャビ監督の練習前、選手たちに向けて30分近く話をしたそうだが、次のようなことを口にしていたという。
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「ああした形(試合後の会見)でお前たちが知ることになったのは悲しい。しかし、これは以前から決めていたことで、これ以上待つことはできなかったんだ」
「私はこれが全員にとって最善なのだと思っている。私は背負ってきた重みから解放され、お前たちもそれほど大きな重圧を感じることなくプレーできるはずだ」
「お前たちの団結心と努力の姿勢に感謝している。私たちは家族だ」
「私はここから衝撃を与えられると確信している。私たちがもう死んでいると思っている連中に一泡吹かせてやろうじゃないか」
チャビ監督は話をしている最中、感極まって何度も泣きそうになっていたという。そしてを話が終わると、選手たちは力強い拍手でリアクションを取り、一人ひとり同指揮官と抱擁を交わしたとのことだ。
なおバルセロナの次戦は31日に行われるラ・リーガ第20節延期分、ホームでのオサスナ戦だ。果たして、ここから巻き返すことはできるのだろうか。