ベルギー1部シント=トロイデンは14日、今夏の新戦力であるDF谷口彰悟とGK小久保玲央ブライアンの加入記者会見を開催した。
プロデビューの2014年から2022年まで川崎フロンターレのみでプレーし、4度のJ1制覇などを支えた谷口。2022年カタール・ワールドカップ(W杯)の日本代表メンバーにも名を連ねるなど、国内を代表するCBとなっていたが、2023年からカタールのアル・ラーヤンへと完全移籍した。
中東クラブが初の海外クラブとなっていた谷口だが、今夏にはシント=トロイデンへの完全移籍が決定。33歳にして、初めて欧州でプレーする。
稀有な道を歩む谷口は、シント=トロイデン加入会見で「なかなか前例のない、聞かないようなキャリアの歩み方をしていることは理解しています」と語り、自身が重視していることを明かした。
「ただ常にレベルの高いところ、自分が成長できる場所、面白いなと思える場所でサッカーをしたいという思いは常に持っていました。ヨーロッパで戦いたいという思いも持っていたので、シント=トロイデンにチャンスをもらえてすごくありがたい。この歳で初めてヨーロッパでのチャレンジというところは、僕自身もワクワクしていますし、結果で恩返ししたい思いも持っているので、まだまだギラギラしてやっていきたい思いが強いです」
また、シント=トロイデンからは多くの日本人選手がステップアップしていったが、谷口は33歳での加入ということで、チームのベースを引き上げる役割もより期待される。当人はその役割に関する責任感を口にしながらも、個人的な飛躍も目指すと語った。
「もちろんそういう(ベテランとしてチームのレベルを引き上げる)意識は持っています。僕が来て成績を上げたい、できる限り上の順位に行って、プレーオフだったり、そういったところに進出できるために戦うつもりです。チームの成績を少しでも上げたいという気持ちは常に持っていますし、そこが一番なのは間違いないです。まだまだ僕もステップアップを狙っているといえば狙っているので、そこは頑張ります。ギラギラしていきたいと思います」