2026年ワールドカップ南米予選が19日に行われ、ブラジル代表はウルグアイ代表と対戦した。
第4節からは3連敗を喫するなど、11試合を終えた段階で5勝2分け4敗の勝ち点17で4位に低迷するブラジル。これ以上勝ち点を落とせば敗退危機も見えてくるなど苦しい状況の中、アレーナ・フォンチ・ノヴァに好調の2位ウルグアイを迎えた。負傷中のネイマールやロドリゴらを欠く中、ヴィニシウスやハフィーニャ、ガブリエウ・ジェズスらが先発に名を連ねている。
前半からボールを支配するブラジルは、相手ボックス内に侵入するシーンを増やしてシュートまでは持ち込む展開を作るものの、ウルグアイの守備を崩せず。逆にカウンターを浴びる場面も作られるなど、一進一退の攻防が続いたまま前半はスコアレスで折り返す。
すると55分、ついに試合が動く。ウルグアイは左サイドでチャンスを作ると、ボックス手前中央にいたバルベルデがシュートコースを作ってから右足を一閃。鋭いシュートがネットに突き刺さり、アウェイチームが先制する。
追いかける展開となったブラジルだったが、すぐさま反撃。62分、ハフィーニャのクロスは跳ね返されたものの、こぼれ球をジェルソンがダイレクトボレー。豪快な一発がネットに突き刺さった。試合を振り出しに戻すことに成功する。
その後は両チーム共に選手を入れ替えながら、勝ち越しを目指して激しい攻防が続いていく。しかし勝ち越し点までは至らず、試合は1-1のドローで終了した。
この結果、ブラジルは1ポイントの獲得にとどまり勝ち点18に。コロンビア(勝ち点19)に勝利したエクアドル(勝ち点19)にかわされ、5位に転落した。2位ウルグアイとの差は「2」のままとなったが、6位パラグアイとは1ポイント差と、“王国”の苦しい戦いが続いている。