バルセロナDFクレマン・ラングレに対してアトレティコ・マドリーとビジャレアルが興味を示しているようだ。スペイン『マルカ』が報じている。
2シーズン前にトッテナム、昨季にアストン・ヴィラとレンタル移籍を繰り返してきたラングレ。今季からバルセロナを率いるハンジ・フリック監督も戦力には数えていないながら、いまだに移籍先となるクラブが決まっていない状況だ。
ラングレは昨夏同様に中東のクラブからオファーを受けながらも、アジア行きは拒絶した模様。そのほかにもオファーは届いているようで、ラ・リーガではアトレティコ、ビジャレアルという強豪2クラブが興味を示しているという。
ただアトレティコ&ビジャレアルにとって問題なのが、ラングレの年俸であるようだ。バルセロナとあと2年契約を残すフランス人DFの推定年俸は、グロスで1600万ユーロ(約26億円。所得税の負担を抜いたネットでは800万ユーロ、約13億円)となっている。
バルセロナはラングレが来週にも移籍先を決断すること、また移籍実現のために減俸を受け入れることを求めているようだが、年俸の一部を賄うことも致し方ないと考えている様子。同クラブはトッテナムにレンタルで放出した2シーズン前には、年俸の半分を支払っていた。
なお今夏にDFロビン・ル・ノルマンを獲得し、もう一人センターバックを引き入れることを目指すアトレティコは、第一候補としてフェイエノールトDFダヴィド・ハンツコを狙っている。ただフェイエノールトが移籍金3500万ユーロを求めていることで交渉は難航しており、移籍金を引き下げられない場合の代わりの獲得候補の一人として、ラングレをリストアップしたとみられる。いずれにしろアトレティコにしてもビジャレアルにしても、ラングレの1600万ユーロという年俸額は、到底賄い切れる額ではないようだ。