ボルシア・メンヒェングラットバッハの板倉滉が、引き分けに終わったマインツ戦を振り返った。
ボルシアMGは25日、ブンデスリーガ第8節でマインツと対戦。板倉はCBでスタメン出場を飾り、福田師王はベンチスタートとなった。試合は序盤からマインツがボール奪取からの素早い攻撃でチャンスを創出。ボルシアMGは粘りの守備で対応する時間が続く。ただ、迎えた55分にオウンゴールによって失点を献上。先制点を奪われてしまった。
それでも、その2分後にティム・クラインディーンストのゴールで試合を振り出しに戻すことに成功。終盤は勝ち越し点こそ奪えなかったが、守備陣が体を張った守備で対抗し、1-1で勝ち点1を手にするに至った。
板倉は試合を通して我慢強い守備を披露。苦しい時間帯には体を張ってシュートブロックし、ゲーム終盤にはゴール前でシュートを狙うなど、最後までチームを支え続けた。結果として勝ち点1の獲得にとどまったが、「もちろん、欲を言えば2-1で終わりたかった。だけど、アウェイのこの難しい試合で、自分たちがいつも思っているようなプレーとはまた違ったスタイルで戦っている中での勝ち点1はポジティブに持って帰りたい」と述べ、難しい時間帯がありながらもドローというう結果を手にしたことに一定の満足感を示した。
今季初めて2試合連続で勝ち点を奪取したこともあり、板倉は「去年はペナ周りの頑張りとか、最後のところで体を張るところとか、そういうところが手薄だなと感じていた。そこが今はCBも厳しく行くし、中盤の選手の戻りだったりも含め、そういう意識は変わっているなと感じます」と手応えを口に。加えて、「もちろん課題はあるけど、こうやって勝ち点を取りながらメンタル的にもいろいろ積み上げていけたらいい方向に行くんじゃないかなと思います」と語り、今後を見据えた。
また、この日は対戦相手に佐野海舟がいたこともあり日本人対決となった。最後に板倉は何度かマッチアップした佐野を「めっちゃいい」と表現しつつ、対戦して感じたことを明かしている。
「やはり回収してますね、セカンドボールを。自分たちがここを抜ければチャンスというところを海舟がとことんつぶしていたなというのは見てて思う。危機察知能力+フィジカル能力、両方を持ってる選手で、なおかつ前にも運べる選手。『うわ、また海舟がプレスに入ったな』とか後ろで思っていた。すごく今のチームに合っているなと思いますね」