ボルシア・メンヒェングラットバッハ(ボルシアMG)のアカデミー・ディレクターを務めるミルコ・ザントメラー氏はFW福田師王がパリ五輪に出場する可能性についてコメントした。地元紙『ライニシェ・ポスト』が伝えている。
現在20歳の福田は昨年1月に鹿児島の神村学園高からボルシアMGのU-19チームへ加入すると、昨夏にはセカンドチームへ、そして今年1月には日本代表DF板倉滉もプレーするトップチームへ昇格。その後、セカンドチームでの起用が続くも、今年に入ってからはトップチームでもリーグ戦6試合にメンバー入りを果たし、5試合に途中出場していた。
そんな福田だが、日本のU-23代表チームに招集されていない。今月3日のパリ五輪メンバー発表を控える中、『ライニシェ・ポスト』はそれでも「日本の協会はフクダを視野に入れており、大会に参戦し得る数多くの選手たちの1人としてリストアップしている」と指摘している。
同紙はこの件でザントメラー氏を取材。ボルシアMGアカデミーのディレクターは「このような話には常に賛否両論がある。シオウには次のステップに進み、さらにトップチームに近づいてほしい。そのためにはやはりプレシーズンが助けになる」との見解を述べると、「ただ、オリンピックも選手にとっては国際レベルでの経験だ」と五輪参戦も成長につながることを認めた。
一方で、ザントメラー氏は「彼が参加するかしないか明らかではない限り、我々も最終的に検討する必要もないだろう」とも言及。クラブに派遣を拒否する権利がある五輪のサッカー大会だが、ボルシアMG側は実際に派遣要請を受けているのだろうか?