板倉滉や福田師王らが所属するボルシア・メンヒェングラットバッハ（ボルシアMG）は21日、ハイデンハイムから来季に向けてドイツ人FWティム・クラインディーンストを獲得したことを発表した。契約は2028年までとなる。
現在28歳のクラインディーンストはハイデンハイムで今季公式戦35試合で14ゴール5アシストと活躍。194センチの長身を誇るアタッカーは中心メンバーの1人として1部初昇格のクラブの8位フィニッシュに貢献している。そして、ボルシアMGへの完全移籍が決定した。
新クラブのローランド・ヴィルクス役員はクラインディーンストを「ゴールを脅かし、チームメイトたちをけん引し、彼らに安定感をもたらすワーカー」と称賛。また、「彼はターゲットマンとしてボールを処理やキープすることができ、テンポよく裏を突くこともできる」と万能型FWとして歓迎した。
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『ビルト』によるとボルシアMGが支払った移籍金はハイデンハイムにとってクラブレコードとなる700万ユーロ（約11億9000万円）とのこと。また同選手はボルシアMGにとって、MFフィリップ・サンデル（ホルシュタイン・キール）、MFケヴィン・シュテーガー（ボーフム）に続く今夏3人目の補強となる。
なおクラインディーンストが加わることで、元アメリカ代表FWジョルダン・シエバチュのウニオン・ベルリンへのレンタルバックが決定的に。さらにフランス人FWアラサヌ・プレアの放出も考えられるボルシアMGだが、今年1月にトップチーム昇格を果たしたFW福田の来季の出場機会にどのような影響を及ぼすかにも注目したいところだ。