ドルトムントがシュトゥットガルトからヴァルデマール・アントンを獲得した。
現在27歳のアントンは、ハノーファー96のユースアカデミーで育成され、2020年夏にシュトゥットガルトに移籍。チームの主力選手として活躍していた。昨季はチームを2位へと躍進させ、自身としても2024年3月にドイツ代表デビュー。EURO2024に挑んだドイツ代表の一員にもなっていた。
そんなアントンは今回、ドルトムントへの移籍が決定。2028年6月30日までの契約にサインした。アントンは移籍への思いをクラブ公式サイトで語っている。
「シグナル・イドゥナ・パークでの初試合、ファン、そして新しいチームメイトとの出会いを心から楽しみにしています。もともとクラブを変える予定はありませんでしたが、ドルトムントからオファーがありました。チャンピオンズリーグ決勝に出場したばかりのトップクラブです。それはこのクラブにどれだけの可能性があるかを示しています。ドルトムントの責任者全員が、僕を絶対に獲得したいと思っていること、そして重要な役割を担うことができ、また担うべきだと感じさせてくれました。それに本当にワクワクしています」
ドルトムントのスポーツディレクターを務めるセバスティアン・ケール氏も「ヴァルデマールは一流のセンターバックであり、我々にとって真の強化となります。戦術的に優れ、頑強で、ヘディングが強く、ピッチ上でもロッカールームでも絶対的なリーダーシップを発揮し、チーム内に良い影響を与え、常に最大限の成功を追求しています。野心的なドイツ代表選手として我々に完璧にフィットし、彼を我々の共通の道のりに惹きつけることができて非常に嬉しく思います」と喜びを語っている。
アントンは7月下旬にドルトムントの選手団に合流し、スイスのバート・ラガッツでのトレーニングキャンプに参加する予定のようだ。