香川真司が23日、ボルシア・ドルトムントが滞在する大阪のホテルにやって来た。クラブが公式『X』に写真や動画を投稿している。
2010年~12年、14年~19年ドルトムントで過ごし、それぞれ2度のリーグタイトル、DFBポカール制覇に貢献した香川。現在35歳の元日本代表MFは昨年2月にセレッソ大阪に復帰し、24日にはその一員として来日中のドルトムントとのプレシーズンに臨む。
そんな香川だが、試合前日にドルトムント一行が滞在するホテルへ。かつてともにピッチに立ったヌリ・シャヒン監督やセバスティアン・ケール氏(現スポーツディレクター)、ウカシュ・ピシュチェク氏(現アシスタントコーチ)やロマン・ヴァイデンフェラー氏(クラブアンバサダー)、パトリック・オウォモイエラ氏(同)らと笑顔の再会を迎える様子が伝えられている。
さらにクラブはシャヒン監督が香川の肩に腕をかけ、チームに向けてスピーチをしている動画も投稿。同じく35歳の元MFは「シンジは、この世界のどこから来ても良い仕事をすれば、このクラブがいつまでも忘れないことを示す最高の例だ。君たちに言いたい。このクラブは特別だ。彼のようにフットボールをプレーし、すべてを尽くせば、君たちも永遠に記憶に残る」と熱い呼び掛け。「彼は明日ピッチ上で我々を苦しめるだろう。それは確かだ。だが、我々も彼を苦しめようではないか」とも語った。
なお、現在アマチュアリーグでプレーするケヴィン・グロスクロイツは元同僚たちの写真を受け、ウィンクする顔絵文字などを添えながら「1人いないな」とコメント。直後にドルトムントのU-19チームでコーチを務めるマルセル・シュメルツァー氏から「1人!?」とツッコミが入ると、「そうだね。(ネヴェン)スボティッチもいない」と返すなど、香川と長年一緒にプレーした2人のやり取りがしばらく続いていた。