Makoto Hasebe Frankfurt 05242024(C)Getty Images

長谷部誠、指導者としての成功は必然?フランクフルト幹部が会見後に口にした言葉「トップクラブを率いる監督たちを見ればいい」

フランクフルト競技部門のマルクス・クレシェ取締役は今季限りで現役引退の長谷部誠は今後指導者として成功することを信じているようだ。24日に日本で行われた引退会見後にクラブの公式メディアで語った。

4月17日に現役引退を発表し、5月18日に現役ラストマッチのブンデスリーガ最終節RBライプツィヒ戦を終えた長谷部。日本代表としても主将を務め、ワールドカップ(W杯)3大会に出場した40歳のレジェンドは、5月24日に日本で行われた引退会見に出席し、今後については「まず数か月間の休暇をとって、そのあとにアイントラハト・フランクフルトで指導者の道に進もうと思っています」と語った。

この会見にはクラブ補強活動の責任者・クレシェ取締役が同席。将来的には長谷部にフランクフルトのトップチームの指揮を託す可能性を問われた際、唐突な質問に笑顔を浮かべ「もちろんさ」と返すと「マコトは非常にインテリジェントな選手だったし、ゲームを完全に内面化し、あらゆる面で理解している。素晴らしい監督になることを確信しているよ。だから、いつかフランクフルトのトップの監督にならない理由はないだろう」と続けている。

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クレシェ取締役は会見後に『アイントラハトTV』でも指導者としての長谷部について再び言及。会見開場に取材陣が数多く詰めかけるなど日本での反響を受け「彼が偉大な選手であることを示している。彼はフランクフルトに限らず、浦和レッズやヴォルフスブルク、日本代表などで特別なキャリアを送り、アジア年間最優秀選手に選ばれたこともある。そして、今日ここでそれが見られただろう。偉大な選手が引退し、それにふさわしいプラットフォームが与えられたんだ。マコトがここ日本でどれほどの地位にいるかを見て感銘を受けたよ」と振り返りつつ、こう語った。

「彼はすべての要素を備えている。今現在、トップクラブを率いる監督たちを見ればいい。彼らはみんな元ミッドフィールダーでインテリジェントなフットボーラーだったことがわかる。間違いなく彼もそうだ。いつだってゲームを良く理解していたし、ピッチ上での監督の右腕のような存在だった。選手としての長年の国際レベルでの経験も持ち合わせており、監督としても偉大なキャリアを歩むだろう」

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